テーマ : 高校野球 静岡

⚾大型右腕 順調に成長曲線 明大・高須(静岡高出)リーグ戦デビュー 東京六大学野球

 東京六大学野球・明大2年の高須大雅投手(静岡高出)が今春、リーグ戦デビューを果たした。高3夏の全国高校野球選手権静岡大会で37イニング連続無失点の快投を見せ、静岡を甲子園に導いた大型右腕が、順調に成長曲線を描いている。

春のリーグ戦を終え、母校で体を動かす明大の高須投手=静岡高
春のリーグ戦を終え、母校で体を動かす明大の高須投手=静岡高

 初登板は第3週の慶大との3回戦。七回に救援し3安打されて1失点。⅓回で降板とほろ苦い結果だった。「カウントを取りにいったストレートを全部打たれた」。ただ、続く法大戦では修正力を見せた。五回途中でマウンドに上がると本来の制球力を発揮して低めに集め、⅔回を無失点に抑えた。2度の登板で明確になった課題と強み。低めへの制球と、カウントが取れる変化球が必要と痛感し、見せ球で使っていたカーブの精度と直球の質に一層こだわるようになった。
 身長は昨春から1センチ伸びて193センチ。体重は入学後に4キロ増で90キロに。100キロまで増量し適性体重を見つけるつもりだ。手足が長い分、体幹を鍛えることも重視している。
 大学1年の春に1カ月間、当時4年で主将だった高校の先輩の村松開人(中日)と寮で同部屋になった。村松の日常は「練習しているかストレッチしているか寝ているか」。プロを目指す上で、あるべき姿勢を学び、時間をかけて自身の体と向き合うようになった。大学でもチームを勝利に導く投手へ、着実に歩を進めている。
 (結城啓子)

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