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⚾熱海+浜松湖北佐久間分校 東西連合ナイン、夏舞台へ「感謝、プレーで示す」 高校野球静岡大会

 熱海高(熱海市)と浜松湖北高佐久間分校(浜松市天竜区佐久間町)の野球部は昨年に続き、2日開幕した全国高校野球選手権静岡大会に連合チームで挑む。初戦は15日で、磐田南高(磐田市)とオイスカ浜松国際高(浜松市西区)の勝者と戦う。14人の球児は東西にまたがる距離の壁を越え、勝利を目指す。

連合チームで大会に挑む熱海高と佐久間分校のメンバー=1日、浜松市北区
連合チームで大会に挑む熱海高と佐久間分校のメンバー=1日、浜松市北区

 連合チームは4月末に合同練習を開始した。部員は保護者らの協力の下、車で3時間以上かけて互いの練習場所に通う。
 合同練習は週末のみで、チームはコミュニケーションを積極的に図る環境づくりを意識した。キャッチボールや打撃練習は、熱海と佐久間分校の部員でペアを組む。休憩時間はなるべく会話を交わした。今では、互いの高校のメンバーを名前で呼び合っている。
 1日、浜松湖北高(浜松市北区)で室内練習を実施した。連合チームをまとめる熱海高3年の日吉智哉主将は「ずっと前から知り合いのような仲の良いチームに育っている。連係プレーが得意になった」と振り返る。佐久間分校3年の鈴木捷斗[はやと]主将は「全力で戦う。お世話になった人への感謝をプレーで示したい」と意気込んだ。
 他の部活から助っ人を呼んで出場する選択肢もある中、連合チームを作ることを選んだ両校。指揮を担当する佐久間分校の和田全弘監督は「同じ志を持つメンバーでやることが大事。この環境でも戦えることを証明したい」と話した。

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